グーグルバンパー広告の表示回数が激減してから復旧させるまで。
こんにちは、ぬこファクトリー門屋です。
令和初のブログ更新となりました。
縁起のいい記事なので、景気のいいお話しをと思ったのですが、いきなり背筋が凍るお話しとなってしまいました。。。
・・どういうことかと申しますと、先月から運営中のとあるバンパー広告アカウントの表示回数が今月に入った途端に、いきなり「パタリ」と掲載回数が激減しました。
さらにこれまたいつも調整に四苦八苦していたGDNのディスプレイ広告の表示が今月に入りほとんど表示されなくなってしまいました。
折り悪くちょうど今年の5月は長期休暇の真っ最中で、いつも頼りにしているグーグル広告のサポートにも繋がらず、お休み返上で「あーでもないこーでもない」と悪戦苦闘しておりました。
今日はそのバンパー広告が表示されるまでどのように復旧したかをお伝えします。
目次
突然「広告が表示されなくなった・・(´・ω・`)」
年号も変わった令和5月1日、朝起きてグーグル広告の管理画面を見て愕然としました。
「広告が表示されてない・・」
まず全く問題のなかった4月29日の状況がこれです。
次に、4月30日のグラフがこちら。途中で掲載が止まってしまっていますね。
そして完全ではないにせよ、掲載がほぼ止まってしまっている5月1日の状況です。
これはいかん・・・。
悪戦苦闘の始まり
正直4月30日の時点ではそこまで深刻には考えていませんでした。
「とある告知が管理画面にアナウンスされていたし、一時的な問題だろう」
ぐらいにたかをくくっていたのです。
しかし5月1日の午後になっても状況は変わらず、そこから悪戦苦闘が始まりました。
- キーワード設定
- オーディエンス設定
- トピック設定
これらの設定をすべて一時停止したり、有効にしてみたり、キャンペーンの設定を見直してみたり。。。
どれも確証はなかったのですが、思いつく限りの対策を取り続けました。
そうした中、グーグル広告のプレースメント除外に関して新たな知見を得ました。
この記事の中で「プレースメントの設定でアプリは一括除外するのがGDN運営において前提である」という趣旨 の内容があり、他の複数の記事でも同様の内容を確認し、ディスプレイ広告で運営中の別のアカウントがやたらピーキーだった原因はこれだったかと判明し、同時に入札方法も変更しました。
(と言ってもこのディスプレイ広告の問題はそれだけでは解決しなかったのですが。。)
当然このバンパー広告にもプレースメント除外においてアプリをすべて除外とし、様子を見ました。
が、、、依然として状況は変わらず、、、。
正直頭を抱えて途方に暮れていました。。
キャンペーンが置き去りにされている?
そうした中、偶然この記事を見つけて思い切った対策を取る決断に至りました。
注目すべきはここです、
一部の広告がオークションに入らず、掲載されないという事象が発生しておりました。
ここでひとつの推論が成り立ちました。
『もしかしたら、このキャンペーン自体がグーグル広告のシステムから忘れ去られているのではないか}』
という推論です。
原因としては恐らく4月30日のアジア地域におけるグーグル広告の不具合で、そこで一部のアカウントの情報が消えてしまったか、間違った情報をもとに運営されているのではないか?
そうなると現在運用中のキャンペーンに見切りをつけ、新しいキャンペーンを作り直すしかない、という結論に至らざるを得ませんでした。
(もったいないですけど、掲載されないんだからもうこれはしょうがないです。。)
キャンペーンを作り直す。
思い切って、新しいキャンペーンを作って様子を見ました。
同時に前のキャンペーンも動かして表示される様子を確認したところ、明らかに新しいキャンペーンはシステムに認識され、古いキャンペーンは掲載が止まっていたので、古いキャンペーンを一時停止し、新しいキャンペーンを運営することにしました。
ただし、その新しいキャンペーンも先月ほどの表示結果を残しておらず、そこからさらに新しいキャンペーンを作ることにしました。
新しくキャンペーンを作る時に気をつけたこと。
バンパー広告は今回初めての運営だったので、キャンペーンを作成する時にはより細かい点に気をつけました。
・予算は月額ではなく、日額で設定
・目標
・ネットワーク
等です。
グーグル広告の管理画面、特にアカウントやキャンペーンを新しく作成する場合には気が付かないことがあります。
焦って作成するのではなく、ゆっくり確認しながら作成を進めましょう。
バンパー広告では「キーワード」の設定はしないほうがいい?
先月運営を始めた時はキーワードを設定していたのですが、新しく作り直したキャンペーンでは、キーワードの設定をやめました。
キーワードを設定すれば「こういうキーワードで検索した人が見ている動画に広告を掲載できる」というメリットがありますが、5月に入ってからの謎の表示回数激減の原因かもしれないと思ったからです。
プレースメント除外も設定しないほうがいい?
プレースメント除外も激減の原因かと思われます。
先程新しい知見を得たと記載しましたが、新しく作ったキャンペーンではプレースメント除外は設定しなかったのですが、特に予算が無駄遣いされている様子は見られませんでした。
現在はWEBサイトへのアクセスもアプリ経由で行われていることも多く、全部が全部配信を除外する必要もないと思われます。
実際にプレースメントを確認しましたが、それほど的外れなアプリに配信されているようでもないので、プレースメント除外、特に「アプリ」は除外設定に入れなくてもいいと思います。
まとめ:バンパー広告は日額予算と、入札価格と「大雑把な設定」が大事
バンパー広告ではキャンペーンを作成する時に、管理画面で「日額予算」の設定が表示されていませんが、サポートとも相談したのですが、「月額」よりは「日額」のほうを推奨しているようです。
確かにこちらのほうが、安定的に予算を管理しやすいですね。
また、バンパー広告においても「入札価格」の調整は大切です。一度設定したら終わり、ではなく、ある程度掲載結果やクリック率が安定するまでは微調整が必要です。多少面倒でも、一度納得のいく結果のいく入札価格を決められると上下動もなく、安定的に掲載とクリック数を確保できるので面倒でもこまめに調整しましょう。
そして最後に、「バンパー広告はあまり細かく設定しすぎない」ことが大事です。
リスティング広告運営の感覚でついつい細かく設定したくなりますが、そうなると掲載するための条件が厳しくなり、掲載先が限られてしまいます。
バンパー広告の条件設定は「and条件(という言い方でいいのかな??)」なので、掲載結果が絞られる一方です。
予算が限られているケースでも、ある程度の視聴数がないと、リーチしたい層まで届かなくては意味がありません。
また、月末のレポートで「これをしました」と報告するために「何かしら作業をしなくてはいけないのではないか?」と考えがちですが(よく分かります)、バンパー広告、ディスプレイ広告などは「表示されること」も役割のひとつなので、表示回数もある程度多くするような運営を心がけましょう。
以上です。
WEB広告は日々進化したり、挙動が変わることがあるので、すぐに対応できるように普段から変な動きがないかチェックし、対応できるようにしておきたいですね。
いや〜焦りましたがいい勉強になりました(笑。
それではまた。